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■技術士とは
「技術士」は,「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより,その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。
 一方,「技術士補」は同じく「技術士法」に基づく国家試験(「技術士第一次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。技術士補は,技術士となるのに必要な技能を修習するため,技術士を補助することになっています。
 なお,技術士および技術士補は,技術者倫理を十分に守って業務を行うよう法律によって課されています。また,(社)日本技術士会で技術士倫理要綱を定めています。
技術士は科学技術のコンサルタントです。技術に関する研究・開発・設計・評価の指導や相談,製品の品質や製造工程の効率改善,プロジェクト計画の策定や管理,事故の原因調査や損害査定などを行います。
■技術士になるためには

文部科学省が毎年実施する国家試験(技術士第二次試験)に合格すれば技術士になれますが,この試験を受けるには,
・技術士補となる資格を有し、専門の科学技術に関する計画・研究・設計・分析・試験または評価などの業務経験が7年以上(総合技術監理部門は10年以上)あること
・技術士補として技術士を補助した経験が4年以上(総合技術監理部門は7年以上)であること
・修習技術者として、優れた監督者の指導の下での実務経験が4年以上(総合技術監理部門は7年以上)であること(監督の要件:10.参考条文、文部科学省令、第十条の2参照)
以上のうち、いずれか1つを満たすことが必要です(技術士法第6条)。
技術士第二次試験は21の技術部門があり,文部科学省の指定試験機関である(社)日本技術士会が実施しています。

(出典:日本技術士会

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