我々の生活において、技術は今までになく重要な役割を果たしていることは明らかです。これは第二次世界大戦、米ソの宇宙開発競争およびコンピュータやインターネット利用における技術の役割を見れば一目瞭然です。この技術発展により、時代は組織や個人の利益よりも技術のための技術に焦点を当てた「テクノクラート(技術官僚)」を生みました。
情報管理技術が醸成し、今は企業や個人の潜在的な価値を認識する「知識管理」の時代になりました。知識管理には、「情報は組織の利益になるよう知識に変換しなければならない」というコンセプトが含まれます。個人の知識財産を開示し、共有化して相互活用していく仕組みが21世紀の企業成長の鍵となってきました。
これにともない、あらゆる組織が今後成功するためには知識コミュニティを構築する概念を理解し、個人と組織間で情報共有するナレッジプロフェッショナルを育成しなければなりません。日本技術者連盟(JEF)は、このようなナレッジプロフェッショナルの育成を支援します。
◆何をするのか!
アジア諸国への技術移転のゲートウェイを構築し、“技術”でアジアを結ぶ。
◆どの問題を解決しようとしているのか!
アジア経済は世界経済の成長エンジンであり、アジア経済圏が21世紀の成長センターとなるためには、先端技術の公開と技術者の移転交流システムが不可欠である。
◆他との違い
JEFはアジア経済圏の技術・技術者の移転交流システムを促進する唯一の中心機関であり、世界の科学技術の公開を促し、イノベーションの強化を図るためのInnovation Portal Site ”Web Knowledge Xpo” (WKX)を運営する。
◆何故、“気”にかける必要があるか!
アジア圏域の企業が自主技術力を一層強化し、人的資源を潤沢に確保し、イノベーションを迅速かつ効果的に実施するための支援サービスを行なう。
◆ミッション◆
“技術は世界共通の価値ある財産”、“技術で世界は結ばれる”という信念の下に、アジアの技術移転に貢献する。
◆ビジョン◆
近年ではアジア経済は世界経済の成長エンジンとなり、将来も世界経済の発展を牽引する主導力となることが期待されるが、そのためには、アジア圏域の企業が自社技術力をいっそう強化し、人的資源を潤沢に確保することが重要な課題となる。